2020年はグリーンボンド市場にとって有望な年に

本コメンタリーは、アクサ・インベストメント・マネージャーズが英国現地時間2020年2月18日付で配信した英語原文を抄訳したものです。なお、英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。オリジナルの英語版はこちらをご覧ください。

アクサ・インベストメント・マネージャーズのポートフォリオ・マネジャーであるヨハン・プレが、グリーンボンド市場の進化と2020年の見通しに関して以下のようにコメントしました。

  • グリーンボンドの発行額は2019年に前年比で76% 増加し、発行体数は50%増加
  • 2019年のグリーンボンド発行額は過去最高の1,450億ドルとなり、市場規模は3,970億ドルに
  • グリーン投資へのニーズは膨大、投資対象プロジェクトは多様化
  • 発行体が2020年の市場成長をけん引へ

2019年に、グリーンボンド市場は極めて大きく成長しました。 ICE BofAML グリーン・ボンド・インデックスで見た場合、発行額は約1,500億米ドルに達し、前年比で76% 増加しました。

発行体がグリーンエネルギーへのコミットメントを強めることで、投資家のグリーンボンドへの選好が高まっています。 環境ユニバースの透明性を高めるための規制要件や 「EU グリーンボンド基準」の公表や欧州グリーン・タクソノミー(グリーン投資の分類基準)のような数々の取り組みが、この資産クラスに対する強い関心を喚起しています。

こういった動向は、既存の発行体 (国際機関や政府・自治体など) 以外にグリーンボンド市場への参入を決定した多くの新規発行体に反映されています。 2019年には合計77の新規発行体がグリーンボンドを発行し、発行体数の合計は50% 増加しました。

グリーンボンドの市場規模は4,000億米ドルを超え、債券ユニバースの中で確立されつつある資産クラスとして認識が急速に高まっています。

こうしたグリーンボンド市場の成長に伴い、発行体、セクター、地域の分散が進み、さらに投資対象プロジェクトの多様化も著しく進展する、と当社は考えています。 温室効果ガス排出量の削減目的に限定しない投資機会も、グリーンボンド市場拡大の恩恵を受けるでしょう。

2020年も過去最高を更新へ

2019年のトレンドは2020年も続くと当社は考えています。 センチメントは改善しており、マクロ経済指標は底打ちしたとみられ、テクニカル要因は中央銀行の緩和により支援材料になると思われます。 不確実性は依然高く、長期的な成長およびインフレに関する見通しは確固たるものではないため、中央銀行の緩和スタンスが続き、長期金利の反発を抑えるとみられます。

多くのソブリン発行体がCOP 21「パリ協定」で設定された目標を達成しようとしており、こうした発行体は今後数年間、グリーンボンド市場の成長に貢献する可能性が高いでしょう。

最後に、グリーン・プロジェクトへの関心が高まっており、グリーン投資のニーズは非常に大きいと言えます。 特に、気候リスクに対する欧州委員会の行動計画(2018年3月公表)では、2030年までに温室効果ガス排出量目標を達成するため、年間1,800億ユーロの投資が必要とされています。

グリーンボンド市場は明るい将来をもたらすだけでなく、関連した新たな取り組みが投資を下支えする可能性があります。 実際、環境問題に好影響をもたらす変化や投資を行なえるのは、グリーンボンドを発行できる最も環境に配慮した企業に限ったことではありません。 アクサ IM が開始した 「トランジションボンド」 のような新たな取り組みは、気候変動に対する戦いにより多くのセクターを引き入れ、脱炭素への移行を促す助けとなるでしょう。

以上

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