Q&A: ダニ・サウリンパ &トーマス・カークウッ ド名誉教授

ダニ・サウリンパ
アクサIMフラムリントン・ 株式のポートフォリオ・マネージャー兼長寿リサーチリード

トーマス・カークウッド名誉教授

ニューカッスル大学加齢研究学部副学部長兼任

 

  • 過去200年のほとんどの期間に平均寿命は延びてきた。これは若中年層の死亡率の低下による。ここ数十年間は高齢者の死亡率も低下し、平均余命が改善に向かっている。これは従来考えられていたよりも、老化というプロセスに順応性があるということを意味しています。
  • 生きられる年数の長さよりも重要なことは人生を楽しめる健康状態です。
  • 高齢化する中で、三段階の人生という従来のモデルを再考する必要性が高まっています。

 

ダニ・サウリンパ(以下DS):過去100年の間に、平均寿命は著しく延びています。長寿化の進展をどのように見ていますか?


トム・カークウッド(以下TK): 長寿化の進展は人類の勝利です。人類は昔からなんとかして生き延びようとしてきました。そしてうまくやってきたのです。高所得国で実際に平均寿命が延び始めたのは200年位前からです。実際、この二世紀の間に、高所得国
では平均寿命が10年毎に2〜2.5年延びています。これは素晴らしいことで、個人の生き方から社会のあり方、ビジネスの方法まで、ほぼすべてのものに影響を及ぼしています。

30年か40年前に今の状況を予測できた人はいなかったと思います。平均寿命は着実に延びてきたわけですが、その頃までは、若中年層の死亡率の低下が主な理由でした。そのため、人間の寿命には限界があると暗に考えられてきましたが、驚いたことに、ここ30年から40年間については、