アクサ・インベストメント・マネージャーズ、AXAリサーチファンドと共同で「アクサIMリサーチアワード」を今年も募集

（本プレスリリースは、アクサ・インベストメント・マネージャーズ（アクサ IM）が欧州現地時間2022年9月20日付で配信した英語原文を抄訳したものです。なお、英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。）
 

アクサ・インベストメント・マネージャーズ、AXAリサーチファンドと共同で「アクサIMリサーチアワード」を今年も募集

• 「アクサIMリサーチアワード」は、公正でグリーンな移行を実現するためのソリューションに焦点を当てた、革新的な科学研究を表彰します。

• 特定分野において、斬新かつ先駆的でインパクトを与えることができる研究内容が受賞対象となります。

• 受賞者には、研究がもたらすインパクトをたたえ、10万ユーロ（約1,400万円）の賞金が授与されます。

• 応募の締め切りは2022年10月24日です。

アクサ・インベストメント・マネージャーズ（アクサIM）は、2021年にAXAリサーチファンドと共同で創設した、クライメート・トランジション（気候変動対策としての低炭素社会への移行）に焦点を当てた「アクサIMクライメート・トランジション・アワード」¹ に続き、今年も「アクサIMリサーチアワード」の募集を発表しました。博士号取得後8年目から12年目までの上級研究者をサポートします。

アクサIMリサーチアワードは、世界をリードする責任ある資産運用会社を目指すアクサIMの取り組みの一環です。今年の賞は、公正でグリーンな移行を可能にするソリューションに焦点を当てた変革的な研究や、持続可能な世界の実現に向けた新たなソリューション発見の最先端にある研究を表彰します。

賞の対象者は、以下の分野において、研究の新規性、先駆性、インパクトを示す必要があります。

1. 2050年ネットゼロを実現すべく、社会的要素を取り入れた、気候変動緩和のための革新的なソリューションおよびアプローチ。
2. グローバル社会において、ネットゼロ世界への移行に向けた人間行動の変化を促す方法と、それに伴うマイルストーン（中間地点）の設定。
3. ミティゲーション（温室効果ガス排出量を削減し、気温上昇効果のレベルを安定させること）およびアダプテーション（進行中の気候変動に適応すること）の観点から、クライメート・トランジションおよび生物多様性保護において重要な「自然を基盤とした解決策」。優れた効果や他の解決策との整合性。
4. 生物多様性の測定に役立つ革新的なテクノロジーやプロセス。例えば、生物多様性と気候変動の固有の関係性を理解する手段としての土壌の多様性など。
5. 二酸化炭素などの汚染物質の削減における限界の見極めや進捗状況の評価という観点から、気候変動問題にとって重要な測定とトラッキング。例えば、二酸化炭素（およびその他温暖化ガス）削減のための金銭的・経済的なインセンティブとなるカーボン・プライシングやその他代替的な手法、または、温室効果ガス排出量削減や二酸化炭素除去に関する測定方法など。
6. 二酸化炭素以外の、温暖化防止につながる「短寿命気候汚染物質」の削減。

受賞者には、研究がもたらすインパクトをたたえて、将来の研究目的に充てられるように、10万ユーロの賞金が授与されます。なお、賞金は受賞者が所属する大学に対して支払われます。

アクサIMのエグゼクティブ・チェアマンであるマルコ・モレリは次のように述べています。「世界をリードする責任ある投資家および企業である当社は、地球の未来を脅かす気候関連リスクとの闘いへのコミットメントの一環として、昨年このアワードを開始しました。AXAリサーチファンドとのパートナーシップにより、当社は、世界の持続可能性の問題克服に必要なソリューションを前進させるべく、助成金、賞、寄付金を通じて研究者や科学界を応援し、期待を上回る貢献をお約束いたします」

昨年は、ユトレヒト大学（オランダ）のフロア・ファン・デル・ヒルスト博士（Dr. Floor van der Hilst）が、「バイオエネルギーの持続可能性」に関する研究によりアクサIMリサーチアワードを受賞しました。バイオマス（動植物由来の再生可能な有機資源）生産および関連の影響から生じる土地利用の変化に関する同氏の研究をサポートするため、賞金10万ユーロが授与されました。

「アクサIMリサーチアワード」の詳細（英語）については、こちらをご覧ください。

https://www.axa-im.com/championing-sustainability/axa-im-research-award