アクサIMとAXAリサーチファンド、「アクサIMクライメート・トランジション・アワード」受賞者を発表

本プレスリリースは、アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサ IM)が欧州現地時間2021年11月5日付で配信した英語原文を抄訳したものです。なお、英文の原文と翻訳内容に齟齬がある場合には原文が優先します。オリジナルの英語版はこちらをご覧ください。

アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサIM)は、AXAリサーチファンドと共同で、クライメート・トランジション(気候変動対策としての低炭素社会への移行)に対する取り組みにおいて科学研究が果たす重要な役割を評価するために、「アクサIMクライメート・トランジション・アワード」を2021年9月に創設しました。

厳正な選考の結果、選考委員会は、ユトレヒト大学(オランダ)のフロア・ファン・デル・ヒルスト博士(Dr. Floor van der Hilst)の「バイオエネルギーの持続可能性」に関する研究が、アクサIMクライメート・トランジション・アワードを受賞したことを発表しました。バイオマス(動植物由来の再生可能な有機資源)生産から生じる土地利用の変化に着目した同氏の研究を評価し、10万ユーロ(約1,300万円)が授与されます。

世界中の研究者から多くの応募があり、その全ては、クライメート・トランジションを促進させる最も効果的な方法の発見に関するものでした。応募テーマの範囲は、持続可能なファイナンス、ブルーカーボン、バイオエネルギーの持続可能性、気候対応・気候適応型の建築、農業経済および政策、沿岸のアダプテーション(既に進行中の気候変動に適応すること)に関する自然に基づくソリューション、都市問題、バッテリー作成のための新たな化学を含みます。

受賞者の研究に関して、選考委員会は次のようにコメントしています。「我々は、対象科学分野の強靭性や質、賞のテーマとの関連性、研究者の業績に関するコミュニケーション能力を考慮し、細心の注意を払って多くの応募を検討しました。社会への潜在的な恩恵も主要な審査基準でした。ファン・デル・ヒルスト博士の研究は、社会経済および環境に対して力点が置かれており、我々が必要とする環境の変化に影響を及ぼす鍵となります」

AXAリサーチファンドおよびアクサグループフォーサイトの責任者であるマリー・ボガタジと、アクサIMのエグゼクティブ・チェアマンであるマルコ・モレリは、次のように述べています。「気候変動とその社会への影響に対する闘いにおいて、研究は重要な役割を担ってきました。科学界からの継続的な支援、また科学界への支援は、ネットゼロ世界への移行の中心にあります。科学が重要であり、我々がまだ取り組んでいないクライメート・トランジションや主要分野に対して、科学が道筋を引き続き提供してくれます。アクサIMクライメート・トランジション・アワードでは、気候関連リスクに対峙し、社会にポジティブな影響をもたらす研究に注目しました。本賞によりファン・デル・ヒルスト博士の研究を支援し、地球、人々、そしてコミュニティに恩恵をもたらせることを我々はとても誇りに考えています」


ファン・デル・ヒルスト博士の研究は、バイオマス生産から生じる土地利用の変化および関連の影響に着目しています。

パリ協定目標を達成し、産業革命前からの世界の平均気温の上昇を2度を十分に下回ることを目指すため、バイオマスは将来のエネルギー供給で重要な役割を担うと予想されています。しかし、バイオエネルギーや新たなバイオ関連エネルギー開発に向けたバイオマスの大規模な展開について、持続可能性に関する幾つかの懸念が台頭しています。たとえば、温室効果ガス排出削減の可能性、生物多様性への影響、土壌の質や水の利用可能性への影響、そして食料保障などの社会経済的な影響です。

持続可能性への影響の多くは、バイオマス原料生産に起因する土地利用の変化に関連しています。バイオエネルギー生産によって生じる土地利用変化の環境上および社会経済上の影響は、空間的に不均一な生物物理学的および社会経済的な条件に大きく依存します。このため、バイオエネルギー生産の持続可能性は、バイオマス原料の生産場所の影響を大きく受けます。これらの理由により、バイオエネルギーの持続可能性について一般的に述べることはほとんど出来ません。バイオエネルギーの持続可能性に関する不確実性はバイオエネルギーの導入を妨げており、従って気候変動ミティゲーション(温室効果ガスの排出量を削減し、気温上昇効果のレベルを安定させること)目標の達成も妨げています。

フロア・ファン・デル・ヒルスト博士の詳細(英語)についてはこちらのリンクをご参照ください。

アクサIMクライメート・トランジション・アワードについて
本賞は、クライメート・トランジションの分野において、斬新かつ先駆的でインパクトを与えることが出来る研究内容が対象で、博士号取得後8年目から12年目までの上級研究者を対象となります。応募は2021年10月6日に締め切られました。

賞の対象となる分野は次の通りです。

  1. 2050年までにネットゼロを達成するためのミティゲーション に関する先進的な解決策と手法

  2. ミティゲーションあるいはアダプテーションによる、クライメート・トランジションにおいて重要な自然を基盤とした解決策。優れた効果や他の解決策との整合性

  3. 二酸化炭素などの汚染物質の削減における限界の見極めや進捗状況の評価という観点から、気候変動問題にとって重要な「測定とトラッキング」。例えば、二酸化炭素(およびその他温暖化ガス)削減のための金銭的・経済的なインセンティブとなるカーボン・プライシングやその他代替的な手法、または、温室効果ガス排出量削減や二酸化炭素除去に関する測定方法など

  4. 二酸化炭素以外での、温暖化防止につながる「短寿命気候汚染物質」の削減

アクサIMクライメート・トランジション・アワードの詳細(英語)については、こちらのリンクをご覧ください。

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アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサIM)は責任ある資産運用会社であり、長期的なアクティブ運用を行うことで、お客様、従業員、そして世界の繁栄を支援しています。当社の確信度の高い運用アプローチにより、代替資産クラスおよび伝統的資産クラス全般で最も良好な投資機会と考えられるものを追求しています。2021年9月末時点で約8,790億ユーロの運用資産残高を有しています。
アクサIMは、グリーン、社会、サステナブル市場における先進的な投資家であり、2021年6月末時点で5,680億ユーロにおよぶESG(環境、社会、ガバナンス)統合済みのサステナブルおよびインパクト資産を運用しています。当社は、2050年までに、全運用資産における温室効果ガス排出のネットゼロ達成をコミットしており、株式銘柄選択から企業行動や文化に至る当社の事業にESG原則が組み込まれています。当社の目標は、社会と環境に有意義な変化をもたらしつつ、お客様に真に価値のある責任投資ソリューションをご提供することです。
2021年6月末時点で、アクサIMは20カ国26拠点において2,488名超の従業員を擁し、グローバルな事業を展開しています。アクサIMは、世界最大級の保険および資産運用グループであるアクサ・グループの一員です。

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