アクサIMを名乗る者からの投資勧誘等にご注意ください。詳細はこちら

Investment Institute
テクノロジー

ロボテック・トレンド:倉庫・物流の自動化ニーズに注目

  • 2022年2月24日 (3 分で読めます)

ロボテック・トレンド

倉庫・物流の自動化ニーズに注目

新興国、そして近年では先進国においてもロボット倉庫システムでは、細かく区分けされた倉庫の上をロボットが動き回り、24時間365日の稼働が可能です。 労働力不足やそれに伴う賃金上昇が、自動化需要を促進する要因となっています。特に倉庫や物流の分野では人手不足が顕著で賃金も大きく上昇しているため、倉庫自動化テクノロジーを提供する企業にとっては、成長の好機が到来しています。

アクサIMのロボテック戦略ポートフォリオマネージャー、トム・ライリーは、「コロナ感染拡大が消費者と企業の行動を大きく変容させた結果、いくつかの重要な最終市場でロボットおよび自動化への需要が著しく高まっています。そうした領域の一つが倉庫の自動化です」と述べています。パンデミックによりオンラインショッピングが急増し、eコマースに対する迅速かつ信頼性の高い配送ニーズが高まっていますが、これはテクノロジーによる強力なサポートによってのみ達成可能です。また、以前はeコマースを活用しなかった企業も、こうした需要に応えるため、自動倉庫への投資を強化する必要があります。「この状況は今後、自動化関連業界に長期にわたる力強い成長をもたらすと考えられます」とライリーは指摘しています。

倉庫や物流の分野では人手不足が最も顕著なため、倉庫自動化テクノロジー企業への追い風になっています。

それでは、倉庫自動化テクノロジーとは具体的にどのようなものがあるでしょう。当戦略の運用開始以来注目してきたのが、自動倉庫の「ビジョンシステム」や「マテリアル・ハンドリング」の技術です。

「ビジョンシステム」とは、カメラにより検査や監視を行うシステムのことで、生産工程の自動化において極めて重要です。例えば、米国のコグネックスは、画像処理に優れ、欠陥検査、位置決め、計測、文字認識などに強みがあり、同社のビジョンシステムは自動車、半導体、エレクトロニクス産業などの製造現場や、消費財・食品飲料産業の物流現場で使われています。日本のキーエンスは、画像処理装置とロボットを融合させた「ロボットビジョンシステム」を構築し、様々な製造現場や物流現場における産業用ロボットの活用に貢献しています。同社は顧客密着のコンサルティングセールスが強みであり、製造や物流の現場の細かいニーズに対応しています。

「マテリアル・ハンドリング」とは、生産拠点や物流拠点におけるモノの荷上げや運搬等の物流業務です。例えば、日本企業のダイフクは戦前の創業以来、マテリアル・ハンドリングに従事してきており、世界的にもこの分野におけるリーディング企業です。巨大な棚から何万ものケースを出し入れする立体自動倉庫や高速仕分けシステムに強みを持っています。ドイツのKIONグループは、豊田自動織機に次ぐ規模の世界主要フォークリフトメーカーとして知られていますが、倉庫自動化装置や工場内の物流システムにも強い、マテリアル・ハンドリング機器の製造会社です。また、ノルウェーのオートストアは、グリッド型の自動倉庫システムの上でロボットが縦横無尽に動き、24時間365日、注文に応じてモノを取り出すことを可能とする保管ピッキングシステムを製造しています。日本でも導入事例があり、インテリア小売大手ニトリのグループ企業が、eコマース拡大への対応でオートストアの自動倉庫を活用しています。

ロボット倉庫システムは、24時間365日の稼働を可能にします。
ロボテック・トレンド:倉庫・物流の自動化ニーズに注目
PDFダウンロード (1.04 MB)
特集ページ

注目の運用戦略:自動化・ロボテック

企業はロボットをどう活用し、それが投資家に何を意味するのでしょうか。

詳細はこちら

    ご留意事項

    本ページは情報提供のみを目的としており、特定の有価証券やアクサ・インベストメント・マネージャーズまたはその関連会社による投資、商品またはサービスを購入または売却するオファーを構成するものではなく、またこれらは勧誘、投資、法的または税務アドバイスとして考慮すべきではありません。本資料で説明された戦略は、管轄区域または特定のタイプの投資家によってはご利用できない可能性があります。本資料で提示された意見、推計および予測は掲載時の主観的なものであり、予告なしに変更される可能性があります。予測が現実になるという保証はありません。本資料に記載されている情報に依拠するか否かについては、読者の独自の判断に委ねられています。本資料には投資判断に必要な十分な情報は含まれていません。

    投資リスクおよび費用について
    当社が提供する戦略は、主に有価証券への投資を行いますが、当該有価証券の価格の下落により、投資元本を割り込むおそれがあります。また、外貨建資産に投資する場合には、為替の変動によっては投資元本を割り込むおそれがあります。したがって、お客様の投資元本は保証されているものではなく、運用の結果生じた利益および損失はすべてお客様に帰属します。
    また、当社の投資運用業務に係る報酬額およびその他費用は、お客様の運用資産の額や運用戦略(方針)等によって異なりますので、その合計額を表示することはできません。また、運用資産において行う有価証券等の取引に伴う売買手数料等はお客様の負担となります。

    アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社
    金融商品取引業者 登録番号: 関東財務局長(金商) 第16号
    加入協会: 一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、日本証券業協会

    お問い合わせ先:TOKYOMARKETING@axa-im.com

    ページトップへ