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アクサ・インベストメント・マネージャーズ 2020年度投資家意識調査 日本の子ども、国際比較では“お金”について学ぶ機会少ない

  • 2020年12月18日

アクサ・インベストメント・マネージャーズでは9か国を対象にお金に関する教育が子どもたちのお金の扱い方に与える影響について調査を行いました。調査は800万円以上の年収のある所得層の上位80%を対象としています。日本を含むアジア・ヨーロッパ地域、9か国の子どもと(8歳から15歳を対象)その親を含む計4,703名に対してお金に関する意識をオンラインによるアンケート調査を通して聞いたものです。日本からは500名の子どもたちが調査に参加しました。     

                                 
【調査結果概要】

  • 他の調査対象国と比較し日本の子どもは親や学校から”お金”について学ぶ機会が少ない
  • 日本の子どものお小遣いやお手伝いの報酬などの合計は週平均808円で、国際比較でみると少ない
  • 日本の子どもはお小遣いを貯金する意識が他のアジアの国々と比べると低く、お金を使うことに意識が向いている

1) 日本の子どもは親や学校から”お金”について学ぶ機会が少ない

“お金”の教育の機会に関する調査では「小・中学校でお金の管理について教わりましたか」という質問に対して「学校で教わった」と回答した子どもは、アジアではシンガポール58%、香港48%、台湾47%、そして日本は27%でした。ヨーロッパではイギリス34%、スペイン32%、スイス31%、フランス23%、イタリア17%でした。日本を除くアジアは、ヨーロッパと比べて学校でお金に関する教育機会が多い傾向があり、日本はそのような機会が少ない国の一つであることがわかりました。
また、アジアでは学校だけではなく、家庭においても”お金”について教えることを親が意識しており、台湾では78%、香港では72%の親が「お金の管理を教える」という目的で子どもにお金を渡しています。一方、日本ではお金を渡す目的として最も多い回答が「日々の支出のため」(47%)、次いで「お金の管理を教えるため」(42%)となっています。(図1)


(図1)

ヨーロッパでは親が子どもの貯金管理に関わっている傾向が高く、「貯蓄がどれくらいあるかどのように調べますか」という質問においては「親に聞く」と回答した子どもが、フランス64%、スイス55%、イギリス50%とアジア(シンガポール49%、日本45%、香港・台湾41%)に比べ多い結果となっています。(図2)


(図2)

これらのことから、子どもに対して学校や親がお金の管理について学ぶ機会を与えてるアジアや、親が貯金の管理に関わる傾向が高いヨーロッパと比較すると、日本の子どもは学校からも親からもお金の管理について学ぶ機会が少ないことが読みとれます。

2) 日本の子どものお小遣いやお手伝いの報酬などを含めた収入は週平均808円で、国際比較でみると少ない


調査結果によると、アジア(香港、台湾、シンガポール、日本)において約77%の子どもが親からお小遣いをもらっています。一方ヨーロッパでは、お金を渡された理由に関する質問では「プレゼント(誕生やクリスマス)として」と回答した子どもはスイスでは73%、イギリス77%、フランス81%、スペイン75%、イタリア75%と7割を超えたのに対し、アジアでは香港とシンガポールが48%、台湾54%、日本68%という結果になりました。アジアでは子どもに定期的に「お小遣いとして」お金を渡す傾向にあり、ヨーロッパでは、誕生日やクリスマスなどの機会に応じて「プレゼント」としてお金を与える傾向にあることが分かりました。(図3)


(図3)

また、お小遣いやお手伝等の報酬を合計した金額を週平均に換算すると、香港は平均181香港ドル(2,565円)、シンガポールは32シンガポールドル(2,521円)、イタリア15.14ユーロ(1,800円)、スイス14.09ユーロ(1,675円)、スペイン12.35ユーロ(1,469円)、フランス11.59ユーロ(1,378円)、イギリス9.16ポンド(1,308円)、日本は808円、台湾は77台湾ドル(282円)という結果になりました(円換算は2020年2月18日の為替レートを使用)。これらの結果により、日本の子どものお小遣いはアジア・ヨーロッパの中でも、2番目に少ない金額であることが分かりました。
「なぜ貯蓄をしているのか」という質問には、シンガポール、台湾では「お金の自己管理能力を養うため貯金する」と回答した子どもがそれぞれ62%、68%と最も多い回答で、香港と日本では「おやつやおもちゃ等を買うため」との回答が57%、54%と最も多い結果となりました。日本の「お金の自己管理能力を養うため」という回答は31%と他のアジア諸国と比較して最も低く、香港は「おやつやおもちゃを買うため」(57%)と並び「お金の自己管理能力を養うため」(53%)という回答も同様に高い割合を占めていることが分かりました。(図4)


(図4)

3) 日本の子どもはお小遣いを貯金する意識が他のアジアの国々と比べると低く、お金を使うことに意識が向いている


現在の貯蓄状況に関する質問で「お小遣いを現金で貯金している」と回答した子どもは、香港では73%、シンガポール72%、台湾63%、イギリス54%、フランス40%、日本55%、スイス58%、スペイン69%、イタリア56%という結果になり、アジアだけでなくヨーロッパも貯金をする傾向にあることが読み取れます。一方で「お小遣いを貯金していない」と回答した子どもは、フランス66%、日本62%、スイス52%、香港23%、シンガポール27%、台湾25%となっており、アジア諸国と比較した場合、日本の子どもはお小遣いを使い切ってしまう傾向があることが分かります。(図5)


(図5)

また「貯金についてどう感じているか」という質問に対して「どちらかといえば貯金する」と回答した子どもは、香港では53%、シンガポールでは60%、台湾とフランスでは55%と半数を超えているのに対し、日本は29%でイギリス(26%)の次に低い結果となりました。「どちからといえば使う」という回答はイギリス39%、スイス31%に続き、日本28%が3番目に多い結果となりました。(図6)
このことから、香港、台湾、シンガポールのアジアの国々は日本やヨーロッパに比べてお小遣いを貯金をする意識が強く、日本の子どもは貯金よりもお金を使うことにより意識が向けられている傾向にあることが読み取れます。


(図6)

今回の調査結果を受けて、アクサIMの代表取締役社長の首藤正浩は次のように述べています。「子どもの時から”お金”について学ぶことは、人生100年時代を生き抜く上で重要であると考えています。今回の調査結果より、日本の子どもの金融教育の機会が少ないことが分かりました。」

「アクサグループの生命保険事業を担うアクサ生命は、高校生・専門学校生に金融リテラシーを身に付ける機会を提供するために、FA職員による出張授業『大人になるために必要なこと』を実施しており、アクサIMを含めアクサグループとして今後はそういった金融教育の機会の重要性を訴えていきたいと思います」と、首藤は続けています。

 

【調査概要】
調査名:2020年投資家意識調査
調査対象者:8歳から15歳の子どもとその親 計4,703名
調査対象国:イギリス、フランス、スペイン、イタリア、スイス、香港、台湾、シンガポール、日本
※日本の内訳については以下の通り
人数:500名
調査エリア:首都圏(32%)、東海・北陸(18%)、大阪(15%)、その他(28%)
調査実施期間:2020年2月18日〜2020年2月26日

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    アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社
    金融商品取引業者 登録番号: 関東財務局長(金商) 第16号
    加入協会: 一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人投資信託協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、日本証券業協会