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マクロ経済リサーチ
米国10年国債利回りを動かす主な要因
米10年国債の要因分析と2024年の方向性
- 米10年国債利回りの急上昇とその後の低下を中立金利や期待インフレ率、ターム・プレミアムといった主要な構成要素に着目して分析しました。本稿で、マクロ変数に基づく簡潔な利回りモデルを示します。
- 主要な構成要素はいずれも、2010年代半ばの水準よりも利回りが高くなるのに寄与していると見られます。
- 当社グループの利回りモデルによれば、当社グループの予測(および市場のコンセンサス)を前提にすると、10年国債利回りが現在の4%前後の水準を大幅に下回る可能性は低いと考えられます。
- 米国財政の持続可能性に対する懸念が過去1年間の利回りを押し上げたことを示す指標がいくつかあると考えています。今のところ、いずれの大統領候補も連邦債務の削減を優先事項として掲げていませんが、財政の持続可能性という点を、近づいてきた大統領選挙に関連して注視しています。
(オリジナル記事は1月18日に掲載されました。こちらをご覧ください。)
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