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アクサ IM では最も優れたサステナブル企業をどのように選んでいるか

  • 2023年2月27日 (5 分で読めます)

キーポイント 

  • 最適なサステナビリティの投資機会を特定することは、環境、社会、ガバナンス(ESG)基準を統合する企業の財務面および非財務面での基準を考慮することにある。

  • ファンドアナリストやファンドマネージャーの業務は、財務的に申し分のない特性をもちながら、環境や社会面で測定可能かつポジティブなインパクトをコミュニティにもたらすこともできる企業に投資することである。

  • この分野で複雑な法規制や技術的な特性を把握することは困難、と考える投資家もあるかもしれない。当社は啓発的な目的の下、分析要素のいくつかを共有し、こういった作業のアウトプットを示す。

  • アクサ IM では、非財務面の分析については、ソリューションおよびオペレーションという2つの分野に注目している。

ソリューション

当社では、一連のアクティビティを通して特定の問題に対処するような製品やサービスを提供する企業の発掘を目指しています。当社が注視しているのは、たとえば水、再生可能エネルギー、健康、教育、循環経済などの分野で操業している企業です。イノベーションやテクノロジーが提案されたソリューションの基盤にあることがよくあります。

グリーンエネルギー部門では、フランスの企業ネオエン(Neoen)が太陽光や風力でグリーンエネルギーを生産し、貯蔵能力におけるソリューションも提供しています。同社はフランスだけでなく、アフリカやエルサルバドルなど、世界で十分にサービスが普及していない他の地域でも操業しています。このため、ネオエンは収益性の確保を続けるかたわら、これらの国が持続可能な開発の道を進む上での同伴者の役割を果たしています。

ヘルスケアの分野では、ビオメリュー(BioMérieux)は体外診断薬のスペシャリストであり、抗生物質が効かない薬剤耐性菌の研究に特に注力しています。世界的な公衆衛生問題である薬剤耐性菌は、世界で45秒に1人の命を奪っています。1 ビオメリューは自社の研究開発費予算の75%2 を抗生物質に対する耐性という研究テーマに充てています。当社の見解では、この要素は責任への真正のコミットメントです。

水の分野では、米国企業ザイレム(Xylem)が水の供給および衛生ソリューションに特化しています。水はますます希少になるコモディティであり、万人の手に入るわけではありません。2021年、ザイレムは世界で400万の人々3 に安全な飲み水を提供しました。

オペレーション

オペレーションへの注目では、たとえば自社のカーボン・フットプリントや事業活動からの廃棄物を削減する目的で、自問自答し、製造工程の改善を目指している企業など、自社のバリューチェーンのサステナビリティをモニターするような企業を選択します。

ビジネスモデルの変更は、規模の大きなグループにとって簡単なプロセスではありません。より持続可能な方法で生産できるために自社の慣行を見直すことは本当の意味での挑戦ですが、一部の企業はそれを決行しています。

その一例がロレアル(L'Oréal)であり、ひとつのモットー「オペレーショナル・エクセレンス」の下、グリーンで持続可能な事業活動に向けて、真摯で野心的な移行に着手しました。極めて大規模で広大な製造チェーンをもつロレアルはかくして、二酸化炭素の排出および廃棄物管理に関する非常に厳格な方針を導入しました。 結果は明らかです。2005年から2019年にかけて、同社の生産拠点における炭素強度が81%減少しました。4

廃棄物削減の面では、ロレアルの事業活動は2005年から2019年にかけて大きく伸びたものの、廃棄物量は37%削減させることができました。

注目すべきことは、ロレアルがカルビオ(Carbios)とパートナーシップを組んだことです。カルビオは、非常に効果的にプラスチックを分解する酵素を使用したプラスチックのリサイクル事業に特化しています。たとえば、同社の C-ZYME 酵素テクノロジーは他の生物学的リサイクル過程に比べて1万倍の速さでプラスチックを処理します。5

インパクトの測定

企業が提供する非財務データの開示品質にばらつきがあるため、測定可能なインパクトの計算は容易ではありません。このため、当社アナリストがこれらの会社と行う協議が本質的な役割をもちます。 さらにアクサ IM では、企業が慣行を改善するよう後押しする目的で、議決権行使やエンゲージメント活動を行っています。

当社ではまた、社外のデータプロバイダーを利用してポジティブなインパクトを定量化することで、現在報告義務のある企業のアプローチが誠意あるものであるかどうかを確認しています。さらに、定性的側面を評価するため、社内にインパクト専門アナリストを置き、補完・強化を図っています。

結論

責任投資をテーマとする際、私たちは長期的展望を採らなければなりません。ソリューションが一夜で訪れないことがわかっているからです。

アクサ IM では、より持続可能な世界の実現にはイノベーションが必要であることを確信しています。

インパクトの測定においてはデータが重要な役割を担います。データなしでは責任投資は機能しません。

アセットマネージャーにとって、運用報告が戦略的になっています。運用報告は投資家への証拠として機能し、単なる財務的次元やモチベーションを超えた信頼性を投資に付与します。

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(記載の企業は2023年2月3日時点の例示のみを目的としています。)

(オリジナル記事は2月10日に掲載されました。こちらからご覧ください。)

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