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サステナビリティ・リンク・ボンド: アクサIMの評価フレームワーク

  • 2022年1月18日 (3 分で読めます)

アクサIMは、投資家がポートフォリオ運用において気候変動とサステナビリティを認識し、これに対処すれば優位に立てると考えています。そのため、新たなタイプの債券の登場に十分な注意を払っており、その一つがサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)です。

SLBは、当社がここ数年にわたり主導的役割を果たしてきたGSSB(グリーン・ソーシャル・サステナビリティ・ボンド。グリーンボンド、ソーシャルボンド、サステナビリティボンドの総称)とは異なる特性を有しています。GSSBとは違い、SLBは普通社債と同様に資金使途が特定されない債券であり、汎用的ですが、気候変動やその他の環境・社会面での課題に対処するための資金を調達する新たな機会となります。また、当社のお客様に対して長期的に持続可能なパフォーマンスを提供できる可能性があります。

SLBと普通社債の大きな違いは、SLBがESG(環境・社会・ガバナンス)要因に連動した目標を組み入れている点です。ICMA(国際資本市場協会)が定めたサステナビリティ・リンク・ボンド原則はSLBを以下のように定義しています。

「…発行体が事前に設定したサステナビリティ/ESG目標の達成状況に応じて、財務的・構造的に変化する可能性のある債券の総称である。これらの目標は、(i) 事前に選定したKPI(重要業績評価目標)を通じて測定され、(ii)事前に設定したSPT(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)に照らして評価される」1

要約すれば、SLBの発行体は事前に設定したSPTを達成できなかった場合、ステップアップ条項により 利息を上乗せする義務があり、達成した場合も所定のクーポンを支払います。しかし、この仕組みは発行体のサステナビリティ目標未達を望む利益追求型の投資家のためではありません。企業に対して、長期的に自社および投資家の利益を生み出すとみられる行動を促すためにSLBを利用するアクサIMのような責任投資家を対象としているのです。

したがって、SLBは排出量の多い発行体にとって、より持続可能なビジネスモデルに移行するための資金調達の強力なツールになりえますが、それだけではありません。資金使途が特定のプロジェクトや資産に限られるGSSBに対し、SLBは発行体の野心的なESG目標や財務的特性と連動しています。発行体のサステナビリティ戦略は、すでに当社のGSSB評価プロセスに組み込まれている場合もありますが、SLBにおいては中心的特性となります。このような違いはあるものの、SLBとGSSBには共通の課題があります。クオリティの高いSLBに関するコンセンサスは今のところありません。そのため、アクサIMはSLBを評価する独自のフレームワークを設定しました。当社の評価手法と基準については、英文記事からPDFをダウンロードしてご覧ください。

最後に、GSSBとは違い、SLBが当社のグリーン投資やインパクト投資の一環ではなく、トランジションボンドである点を強調したいと思います。SLBおよび調達資金の使途が特定されているトランジションボンドはいずれもトランジション・ファイナンス関連商品であり、アクサIMはGSSBを通じたグリーン/インパクト投資戦略に加え、トランジションを強化するために積極的な役割を果たしていきます。

(なお、トランジションボンドについては、2019年7月にリリースされた「グリーン移行を支える投資: トランジションボンド・ガイドライン」をご参照ください。)

[1] 出所:CBI(気候債券イニシアチブ)

Sustainability-linked bonds(英文)
Download report (1.44 MB)
環境

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