
定期的な投資(積立投資)のメリット
- 2025年7月30日 (3 分で読めます)
毎月一定額をポートフォリオに組み入れる積立投資は、富を築くためのアプローチとしてよく知られています。リターンを平準にするだけでなく、投資の手間を省くこともできます。
投資を身近に
定期的な貯蓄と投資は、将来的により柔軟性をもたらす良好な習慣です。投資を始めたいがまとまった資金がない場合、定期的な投資で少しずつ積み立てるのは良い方法です。
市場のタイミングを計る心配がなくなる
市場に参入するタイミングを心配する必要がなく、長期的には良い月が悪い月を上回ると確信していればよいため、投資から感情を除外します。定期的に投資をしていれば、投資の売買のタイミングを選ぼうと心配する必要もありません。
市場のボラティリティを平準化
タイミングを重視するよりも、一定期間にわたって定期的に投資すれば、さまざまな価格帯に投資することになります。これは投資価格を平均化し、株価の高低を平滑化します。株価が上がれば自分の保有株の価値も上がり、株価が下がれば次の投資で株数を多めに買えることになります。
市場は時間とともに上昇するが、毎年上昇するわけではない
市場は毎年上昇するとは限らず、最も強いパフォーマンスを示す銘柄の株価もまた同様です。というのも短期的、あるいは長期的にも、市場の水準やパフォーマンスは価値を示すものではないからです。これは投資家にとって難しいことで、投資家は高値での買い(楽観または貪欲)と、損失回避による安値での売り(恐怖)の間で揺れ動くことになります。どの資産やセクターが最も高いパフォーマンスを示すかを知ることが難しいため、分散投資がよく評価されている投資手法であるのと同じように、コスト平均法は、間違ったタイミングで売買するリスクを最小限に抑えるために活用することができます。
コスト平均法
コスト平均法は、大規模投資におけるボラティリティの影響を軽減することを目的とした投資戦略です。コスト平均法は、投資しようとする総額を均等に分割し、一定の間隔で投資することで、市場が下落する直前に全額を一括投資した結果、大きな損失を被るリスクを軽減することを目的としています。
この手法は、株式の平均購入コストを削減する可能性があるため、このように呼ばれています。コスト平均法では、株価が安いときに多くの株式を購入し、株価が高いときに少ない株式を購入することになります。その結果、投資の1株当たりの平均コスト合計を引き下げることができ、投資家は長期的に購入した株式の総合的なコストを低く抑えられる可能性があります。この実際の例を以下に示します。
恒常的に右肩上がりの市場においては、最初の全額一括払いで投資した方がより多くの利益を得られた可能性があるため、この戦略はより良い結果を保証するものではないことにご留意ください。
この方法論的アプローチの欠点
下の例でわかるように、株価が上昇し続ければ、投資家は最高のリターンを逃すことになります。コスト平均化戦略は、これよりも低い水準で一括購入した場合と比べれば、それに劣る可能性があります。他にも考慮するべき要因がいくつかあります ― コスト平均法による取引の頻度が高いほど、取引コストも高くなる可能性があります。また、質の悪い銘柄でのコスト平均法はほとんど意味がないため、何を買うかを検討することも重要です。
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