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Investment Institute
投資ガイド

市場に左右される感情の管理


投資家は過去数年間、金融システムに対する数々のショックに対処しなければなりませんでした。パンデミックとそれに伴う供給サイドのショックとインフレ圧力、ロシアのウクライナ侵攻、そして最近ではトランプ米大統領による新たな関税、相互関税、関税の一時停止という一連の発表がありました。投資家によっては、市場が上昇しているときに感じていた以前の陶酔感は恐れと失望に変わったようであり、また、一部の投資家は保有資産の売却を検討しているかも知れません。しかし、そうすべきなのでしょうか?

グローバル市場のボラティリティ(変動)は正常な範囲にあると見ているので、避けようのない短期的な上下動に基づいて戦略を変更するのではなく、長期的な投資計画を念頭に置くことが重要と見ています。投資家は、慌てたまま市場の低迷を売り時と見るのではなく、場合によっては魅力的な買い場と見るべきと考えます。


長期的な目標に焦点を当てる

アンカリング(先に与えられた情報がその後の意思決定に強く影響する心理状態)は、投資家が投資判断のきっかけとして、投資額や株式市場の水準など特定の数値に依存する場合に起こります。その結果、自身のポートフォリオの見通しを過度に悲観することになりかねません。市場は上にも下にも動き、あるいは横ばいする可能性があり、そのため投資家は、長期的な利益にならないような性急な決断を下す可能性があります。

長期的な目標を念頭に置き、短期的なトレンドや大勢に流されて決断しないようにすることが大切です。最近の市場の下落は大局的に見る必要があることに留意しましょう。株価は時が経つにつれて、上昇してきました。例えば1957年以来、S&P500は年率6.47%のインフレ調整後リターンを生み出しています。1

恐れることはない

人間は利益よりも損失をはるかに強く感じる傾向があることが研究で示されています。多くの場合、これは損失回避(得をすることよりも損をしないことを選ぶこと)として知られる行動につながります。これは時に、投資家が自分の利益にならない決定を下すことを意味します。例えば不景気に反応し、保有資産をより低リスクの投資にシフトすることです。これは一時的に損失を抑えることはできても、長期的な投資目的を達成する可能性に大きな影響を与える可能性があります。

上昇と下降の時期が通常の市場サイクルの一部であることを、投資家は覚えておくべきと考えます。相場の下落時に見られるこのような損失は、投資を売却した場合にのみ実現します。難しいことかも知れませんが、投資家は恐れず、自らの長期的な投資目標を心に留めておくべきと考えます。

過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。

(オリジナル記事は5月28日に掲載されました。こちらをご覧ください。)

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S&P500指数:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国の500社の値動きの平均を示す時価総額加重平均型株価指数です。

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