
長期投資:押し目で買う
- 2025年7月30日 (3 分で読めます)
今世紀に入ってからの比較的短い期間でさえ、市場には激しい下落が何度もありました。S&P500が49%下落した2000年~2002年のハイテクバブル、2001年の9・11、2007年~2009年の世界金融危機、2016年のブレグジット投票から2020年の世界的なパンデミック・シャットダウン、2022年の露ウクライナ戦争勃発、2025年のドナルド・トランプ米大統領の貿易関税といった最近のショックまで、投資家の信頼は揺さぶられてきました。しかし、後知恵ではありますが、市場は常に回復してきました。
市場の激しい下落に直面すると、多くの投資家は「今回は違う」と考え、ポジションを手仕舞う誘惑に駆られるかも知れません。しかし、そのような行動が歴史的に不利であったことを市場が証明しています。市場は反発し、2011年までのほぼ1世紀分の米国データによれば、米国株を20年間保有してもリターンがマイナスになったことは一度もありません。
市場の調整局面では、しばしば良好な買い場が訪れます。市場が下落した直後にこのようなアプローチを検討するには度胸がいるかも知れませんが、投資家は潜在的な超過リターンを活用するチャンスがあることを覚えておくべきと考えます。
市場の急落
下のチャートは、主な市場の下落がどれくらいの期間続いたか、またその期間のS&P500の最大ドローダウン*がどれくらいであったかを示しています。
指数の調整から得られる教訓がひとつあるとすれば、それは、その時点ではどんなに厳しく暗い見通しに見えたとしても、市場は回復してきたということです。言い換えれば、相場は急落後に上昇してきました。株価が低迷し景況感が弱まっているときに投資を継続したり株式を買い増したりする投資家は、景気後退期に売却し後で買い戻しを望む投資家よりも、ポートフォリオへの悪影響が小さくなる傾向があります。
過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。
(オリジナル記事は6月4日に掲載されました。こちらをご覧ください。)
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S&P500指数:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出する米国の500社の値動きの平均を示す時価総額加重平均型株価指数です。
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