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気候目標に整合した投資原則: 1.5℃目標に沿った投資方法
- パリ協定の目標達成に向けた取り組みが活発化するなか、投資家は単なるコミットメントの表明から具体的な行動へと軸足を移し始めています。お客様からの「どうすれば1.5℃目標に沿った投資が可能か」という問い合わせも増えました。本リサーチ文書では、当社が提案する「気候目標に整合した投資原則」と呼ぶアプローチについて説明します。
- 投資家のこの目的達成を支援する枠組みの構築に向け、業界を挙げた数多くの取り組みが進められています。その内容は、投資ガバナンスから運用方針、目標設定、アセットアロケーション、スチュワードシップ、報告やモニタリングに至るまで、投資プロセス全体を網羅しています。本文書は投資に焦点を当てています。それ以外の領域については、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)レポート2020」、「気候シナリオ分析」、「気温上昇を1.5℃に抑える世界を目指す戦略的アセットアロケーション」など過去のリサーチ文書で扱っています。
- パリ協定の目標達成に向けた確かな経路に整合した投資では、主に2つの投資対象のうちの1つに重点を置く必要があります。それは、新しい製品やサービスを通じて気候の移行を可能にする機会、もしくは地球温暖化を産業革命以前と比べて1.5℃以内に抑えるために気候科学が要求する水準に近い急速なペースで脱炭素化を進めている企業のいずれかです。
- アクサ・インベストメント・マネージャーズ(アクサIM)では、運用判断の指針となり、ポートフォリオを気候目標と整合させるためのツールや主要パフォーマンス指標(KPI)の選択を導く一連の原則からスタートすることを提案します。これらの原則に従うことによって、変化し続ける状況を効果的に乗り切り、戦略をパリ協定に整合させるという課題に前向きに取り組むことができるはずです。
気候目標に整合した投資原則: 1.5℃目標に沿った投資方法
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ご留意事項
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